南カナさん、はじめまして建築家の山口哲央です。簡単で申し訳ないのですが、例えば照明器具を分かりにくく小さくしたり、隠したりして、照明器具の存在を出来る限り小さくして、天井や壁を照らすような場所に照明器具を計画する事で、部屋を広く感じる事は出来ますよ。建物を計画中であれば、天井を折り上げて一段高くして、そこを照らすことも有効ですよ。床ではなくて天井全体を照らすようなイメージなど。但し、部屋の構成や繋がっているその他の場所との関連もあるので、ご参考まで。

やまぐち建築設計室さま　大まかな質問にも関わらずありがとうございます！計画中ではなく、今の家のリビングをどうにか工夫して、もっと広く開放的な感じにできないかなあ、といった状況です。照明器具を小さくすると良いんですね！知りませんでした！今は普通に部屋の真ん中にペンダントライトがあるのですが（部屋に対しては傘が大きめかもしれません）これを小さいサイズにするだけで変わるのでしょうか？？

部屋の見える範囲が変わるので、それが小さくなればイメージは変化しますよ。現状がペンダントライトで、傘があり吊られている照明のようですので、単純ですが、天井にぴったり取りつくようなシーリングライトで、天井に馴染むようなものに変えると、より一層変わりますよ。

上記と同じく、ペンダントをシーリングに替えるだけでもかなりスッキリすると思います。

シーリングでもかなり薄いものもありますし。

あと、クリップライトやスタンドライトを使って部屋の角の暗くなりがちな部分を照らすと、空間に広がりを感じることができますよ。

なるほど写真までつけてわかりやすくありがとうございます！確かにシーリングライト効果ありそうです！

部屋の角を照らすのも効果的なんですね！照明の役割りって奥深いのですね。。

部屋の様々なところに「視線」を誘導してあげるのも、１つの手法になりますね。
その視線の誘導に、照明が役に立ちます。
例えば、
ダイニングテーブルの上には、小ぶりでかわいらしいペンダントライトを吊り下げてあげる。
壁面収納や棚の上に、小さめのスタンドライトを飾る。
壁と天井がぶつかる隅に、スポットライトを当てる。
ソファの隣には、床置きのフロアライトを、ちょこんと置いておく。
こういうことで、普段目がいかないようなところまで、視線が動くようになって、１つの空間の中にいろんな表情がうまれます。
照明の種類や形も様々ですので、それぞれの個性を活かしてリズムをつくってあげるのも、効果的と思います。もしよろしければ試してみてくださいね ^_^

オフィスKさま、友田さま　さらなるアドバイスありがとうございます！一言に「部屋を広く見せる」といっても方法は本当にいろいろとあるのですね。光の反射を利用したり、部屋の様々な場所に焦点を当てるなど、言われてみれば「確かに」という気がしますが思いつきませんでした！本当は色々な方法を試せたら良いなーと思います。