カラフル
こちらの壁には、〈プランクトン〉、グレッグ・ゴッセル、ジョシュア・ペトカーによるお気に入りのアート作品が飾られている。窓際の黄色と青のドレッサーは特注品で、エンゲルバックさんの母親からのプレゼント。テレビ台として使っているのは70年物の電話台。人工芝、貝殻、ヒトデ、そして紙製のフラスカートでデコレーションした。
エンゲルバックさんいわく、「お菓子の箱の中にいるみたい」なベッドルーム。
アパートメントはどこを見てもノスタルジックで楽しいアイテムがあふれている。もとはシンプルな白いテーブルも、ベース部分にレパード柄のペイントを施して変身。親しい友人で家具装飾作家のケリー・ビーズリーさんの作品だ。ピンクのシャンデリアは、普通のチェーンカバーのかわりに造花を使い、天井から花が咲き乱れているような雰囲気に。「窓を開けていると外を通る人が『あのシャンデリア面白いね』って言っているのが聞こえてくるんです」とエンゲルバックさん。ペイントした棚には祖母のティーカップコレクションが並ぶ。「祖母は陶器に彩色したりデコレーションするのが得意だったんです。名前だけじゃなくて、コレクター熱も祖母から受け継いだみたいですね」
オレンジのプラスチック製の60年代モッズ風チェアは、先代のブルドッグだったリトル・ビットのために購入。「クッションがないから齧らないし、ちょうどよかったんです」壁際に並ぶボブルヘッドのコレクション。「最近はそんなに集めていなくて、キッスのコレクションも欲しかったんですが、買わずに我慢できています」とのこと。
ライブラリーコーナーの主役は、エンゲルバックさんがビジュアルマネージャーとして働いていたことのある〈ABCカーペット&ホーム>のセールで買った長椅子。テーター・トットもこの椅子が大好き。フレームに入ったポスターは、1984年にフィラデルフィア美術館で開催されたジョナサン・ボロフスキーの展覧会で手に入れたもの。「彼の作品に夢中になって、それ以来引っ越した部屋すべてで飾っているポスターです」とエンゲルバックさん。ポスターの隣にあるのはエンゲルバックさん自作のアート作品。通りのゴミ箱脇で見つけたワインのコルクを使っている。その下は、20年以上前にオークションで買ったスクービー・ドゥーのランチボックスを解体したアート作品。
集中力が高まるグレイッシュなブルーを書斎に落ち着いて集中しやすい環境が欲しいのは、もちろん大人も同じです。書斎や部屋の一角に作業をするスペースがある方は、周囲にブルーを取り入れてみては。写真では、スモーキーなブルーのベースカラー(壁)に、ダークグレーのアソートカラー(ドアとラグ)を合わせて、その効果を高めています。ブルーを使った書斎・ホームオフィスの写真をもっと見るこちらもあわせて色の使い方の基本:ベースカラーのアシスタント、自由に使える「アソートカラー」
トーンを揃えるひとつの空間の中で使う色が多すぎると、雑多な印象を与えてしまいますが、各色のトーンを揃えれば、統一された印象に見えます。この場合は、何色を使うかを決めるよりも、「モダン」「可愛い」「元気」「落ち着いた」「優しい」「シック」など、まずはどんな印象の部屋にしたいかを優先して考えるのがおすすめです。こちらもあわせて色の使い方の基本:「トーン」って何だろう?
こちらの例は、黄色と青の対照色相配色です。この組み合わせは国旗や企業のロゴでも見かけますが、インテリア配色でも人気の高い組み合わせで、北欧スタイルのインテリアにもよく使われます。明るく透明感のあるトーンの対照色相配色の間に、ホワイトや明るく穏やかなグレーをはさめば、すっきりとシンプルな中にも、遊び心のある配色が際立ちます。
エクレクティックスタイルの特徴のひとつは、インテリアに多彩な色をミックスすること。柄がある場合は大きな柄と小さな柄などいろいろなサイズを混ぜます。きれいな色をふんだんに取り入れるため、マルチカラーの壁紙や色違いのアイテムも大胆に組み合わせてみましょう。
ボックス式シェルフは、2段程度に積み重ねて低く使うこともできます。自由に配置できるので、広い部屋に引っ越したり、模様替えしても使えるのがいいですね。
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