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seigo_miyake

ハウズでやって頂きたい企画があります!

Seigo Miyake
7 years ago

 この写真を見て違和感を覚えない日本人はいません。

Ridge View Residence · More Info

 

 では、日本人が見よう見まねで建てている洋風の家を、外国の人が見てどう感じるのか?どこがおかしいのか?

 調べて頂きたいのです。

Comments (17)

  • Seigo Miyake
    Original Author
    7 years ago

     外観についても同じようなことが言えます。多くの日本人が好感を持つのは歴史主義~初期モダニズム。要するに明治~大正~昭和前半の「西洋に追いつけ追い越せ」と一生懸命学んでいた頃のデザインです。しかし今は、なぜか「追いついた」と勘違いしている状態?です。街並みを比較すれば一目瞭然、全然追いついていない。。。

  • PRO
    株式会社 滝本設計 一級建築士事務所
    7 years ago

    おっしゃる通りでございます。

    追いついたってイメージはあんまりないです。取り込めきれないという所を感じるのと、日本の住宅を牛耳ってのはやはり建築界ではなく、不動産業界だからって言うのもあります。

    取り込めきれないというのはやはり気候風土が日本と西洋ではまるで違うので、同じようにするとどうしても合わない所もあると思います。土足も文化に合わないし、季節風があるなし、日射角、高温多湿は言わすもがら。

    さきほど  Houzzの和室をリニューアル・・・というディスカッションでも書かしてもらったんですが、取り入れようと、あるいは押し寄せる西洋文化を受け入れるような文化もおっしゃられる、明治以降、昭和初期にモダニズムの裏にあったと思われます。現在、多くの目にするものはコストパフォーマンスに傾向する形になり、それを和室でないもの=洋室なんていう言い方になっていると思います。

    またその昔、持ち家などは庶民にとって夢のまた夢で多くは長屋、借家住まいだったと聞きます。今は核家族化がすすみ、若いうちでしか、ローンが組めないなど、焦って住宅を手にいれる傾向にあるなぁと個人的には思っております。(抗えない現実とも言えますが)

    でもそういった目を持っていただいているのは建築で生きるものとしては非常にうれしいです。(ですので長々と語ってしまいましたすいません)

    Seigo Miyake thanked 株式会社 滝本設計 一級建築士事務所
  • Seigo Miyake
    Original Author
    7 years ago

     調べてみて分かりました。個人住宅の洋風化は、戦後の大衆消費社会の中で自然に起こりました。欧米のように豊かに暮らしたいという人々の欲望がそうさせました。それは今も変わっていないと思います。しかし、建築家たちはそうした消費社会にコミットせず、むしろ抵抗しました。

    https://www.aij.or.jp/jpn/touron/4gou/tairon2.html

     今、洋風の住宅を望む人はハウスメーカーや輸入住宅、あるいは工務店と一緒に見よう見まねで洋風の家を建てます。建築家が設計する住宅は、消費社会・西洋的な豊かさに背を向けたローコスト住宅が多いように思います。なんか変ですね。建築家(施工業者と完全に切り離された設計業者)という職能自体が西洋から来たものなのに。

    https://ja.wikipedia.org/wiki/建築家

     でも、これから変わっていくと思います。HOUZZに来れば本物の洋風住宅を無料で見られますから。建築家の皆さんも、選り好みせず色んな国のデザインを吸収してください。

  • PRO
    株式会社 滝本設計 一級建築士事務所
    7 years ago

    おおむね、おっしゃる通りだと思います。今更学者先生を否定する事もないのでなるほどなぁ~と思います。

    西洋の文化も否定的ではないのですが、住宅環境を重視すると、どうしてもファサードに表れるのでなかなかしんどいと思うのはあります。(個人的にはデザイン好きですよ。車なんかも古いイギリス車などは好きですし、友人の同業社は古いイタリア車党です)

    磯崎新氏などは、著書で「住宅は建築家の仕事ではない」と言きって、武闘派の安藤忠雄氏とけんかになると言っておられました。これは日本に根付く大工棟梁と施主の関係を説いたもので意匠の話ではないのですが、ちょっと面白いですよね。

    デザインに関しては西洋文化の意匠もさることながら姿勢や背景もとても奥深く、建築を志す人は一度は(一度どころではないのですが)海外で勉強しないとって方は沢山います。実際に行ってる方も多い。私的にはどちらかと言うと、和にこだわる建築家さんの方が少ないと思ってました。

    ただ、西洋、和、中 その他にかかわらず、本物志向でやりたいのは建築にかかわってるものならば絶対あると思います。

    今のところ建築士の地位は海外にくらべ非常に低く、不動産屋さんやコンサルさんの次の存在になっていて、建築家(自称を除く)と呼べる人が本来何人いるのか・・・は私にとっても永遠の課題です。もちろん指をくわえて見てるわけではないですよ笑

    最近は海外の人とやりとりする事も増え、「見る」だけでなく、仕事をしてみるのが一番吸収できるのだなと思いました。

    えり好みでなく、自分で構築した「ちゃんとしたもの」をご提供できるようにはしたいと思います。

    Seigo Miyake thanked 株式会社 滝本設計 一級建築士事務所
  • Seigo Miyake
    Original Author
    7 years ago

     さらに調べてみました。日本は面積が圧倒的に狭いので、洋風の暮らしをそのまま真似るのは難しい事がわかります。

    出典:国土交通省HP

    http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/kinsiryou5.pdf

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     では、今の面積のまま、昔のちゃぶ台・雑魚寝の暮らしに戻したらどうなるでしょうか?

    出典:厚生労働省HP

    http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000012t0i-att/2r98520000012t75.pdf

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     廊下が要らなくなる分だけ収納が増え、スッキリと暮らせるようになります。つまり、見た目は洋風、暮らしは和風にする方が、現代の消費社会にマッチしていることがわかります。いかがでしょうか(笑)

  • PRO
    株式会社 滝本設計 一級建築士事務所
    7 years ago

    鋭い!

    で、最初に戻りますが、建築家藤井厚ニの実験住宅の試みです。

    決して拒んではなく、受け入れることを前提に押し寄せる西洋文化の中に床、や、一屋一間など、日本人に合わせた暮らしができるよう考察されています。

    Seigo Miyake thanked 株式会社 滝本設計 一級建築士事務所
  • Seigo Miyake
    Original Author
    7 years ago

     ちゃぶ台・雑魚寝の事例が見つからないので、インドネシアから。。。(色合いがアジアっぽいのは大目に見てください)

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     この部屋の色をもっと洋風にして、大きな収納をプラスすれば、75㎡でも優雅に暮らせると思うのですが。

    リビング?ベッドルーム? · More Info

  • Seigo Miyake
    Original Author
    7 years ago

     デパートの特選フロアや高級なファッションビルへ行くと、外国人がデザインしたインテリアを手軽に見ることができますが、その多くは日本人がデザインしたものより、コントラスト(明暗差・鮮やかさの差・色合いの差)が低いです。

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     スッキリした空間は主役を引き立てます。

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  • Seigo Miyake
    Original Author
    7 years ago

     そろそろ写真撮影テクニックの特集記事をお願いします。春は光が強すぎず弱すぎずで、写真撮影のベストシーズンです。

     

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    プロのアドバイス:テーブルやダイニングのシーンを撮影する際のヒント

    https://www.houzz.jp/特集記事/テーブルやダイニングのシーンを撮影するコツとは-stsetivw-vs~54651299

     

    幸福感・至福感の研究 · More Info

  • Seigo Miyake
    Original Author
    7 years ago

    「日本人の色彩感覚はおかしい」と言わざるを得ない。

    #Francfranc #ZaraHome #Umeda

  • PRO
    株式会社 滝本設計 一級建築士事務所
    7 years ago
    last modified: 7 years ago

    日本にも古来より色使いがあり、美しさに魅入られる外国の方もおられます。

    海外も日本も、色合いだけで判断ではなく、何かしら表現しようと色を選ぶ事が多いです。(もちろん色合いも重要です。)

    建築に至りましては日本の心といたしましては本来、素材の色を好む傾向にあると思います。

    木:樺葉茶、 庇護煤竹、はしばみ色、桧皮色

    土 :土色 かわらけ色  じゅらく色

    花: 藤色、薄桜、淡紅藤

    生き物:鶯色、 鼠色、雀茶、山鳩色

    石:琥珀色 、黄金色、翡翠色 青碧

    などなど。

    艶やかさでは着物などはその場、その時を選び色合いを出しています。

    手前みそですが、当事務所では色に関する事で言えば、遠近、膨張凝縮、寒暖、など色彩に応じた特徴を用い配色させていただいています。

    「日本人の色彩感覚はおかしい」は一応否定しときますね。

    外国(西洋?)至高主義は個人の趣味でよろしいかと思います。いいところをどんどん紹介していただければ勉強になります。

    しかし、一部の方の写真から、批判から入るのはいささか問題があると思います。

    Seigo Miyake thanked 株式会社 滝本設計 一級建築士事務所
  • Seigo Miyake
    Original Author
    7 years ago

     平成28年、ヨーロッパからの家具輸入=4に対して、日本からの輸出=1(金額ベース)。もちろん色だけの問題ではないが、私個人の趣味の話ではない。

     最初からヨーロッパに美があったのではなく、ギリシャから学び発展させたのが今日のヨーロッパの美。日本ももっと学ぶべき。

     日本人は、素材と色を切り離して考えるのがすごく苦手。まずこれを乗り越えないと、色と色を調和させる段階まで進めない。

  • PRO
    株式会社小木野貴光アトリエ一級建築士事務所
    6 years ago

    今の日本の住宅の和室も、大概和風でや和モダンであって、本物の和ではありませんから…目くじらをたてるより、本質的な心地が大事かなと考えています、

  • PRO
    株式会社小木野貴光アトリエ一級建築士事務所
    6 years ago

    弊社でデザインした和室ですが、あくまで、和モダンです。

  • Seigo Miyake
    Original Author
    6 years ago

     エアコンはベージュ色の方が好きです。

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  • Seigo Miyake
    Original Author
    6 years ago

    【仮説】

     人は、初めて遭遇した色を、自分が知っている色に置き換えて認識する。

     

     お店の方が、この箱を指して「ティファニーみたいでしょ」と仰った。私は全く違うと思った(その場で「違う」と言ってしまった)。これは北欧らしいグレイッシュなライトブルー。対してティファニーは、米国らしい明るいライトブルー。

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